11月19日にオムロン京都太陽株式会社様へご訪問させて頂きました。「障がい者の方が働く施設」ということ、上場企業のオムロングループであること事前に聞いてたイメージをHPで確認しました。HP内で働いてる方々を見て、障がい者雇用とはどのような環境で行われているのだろうか、なぜ障がい者雇用を継続的に行うことができるのだろうか、多々の疑問とともに訪問させて頂ける機会で理解を深めようと思いました。

当日、時間前に工場の入り口付近へ到着しました。最初の印象、とても暖かな居心地のよい空気感が流れていました。感覚的な話かもしれませんが雰囲気というのは、長年創りあげた場所にあると思います。工場勤務の方々がお昼時間の終わりもあり「こんにちは」と挨拶をすぐにして下さる、それも全員です。私の緊張が和らいだ瞬間でした。

担当者様とのご挨拶もすみ、まずは全体像のお話しを聞きました。オムロン京都太陽が社会福祉法人太陽の家とオムロンとの共同で運営されていることが分かりました。太陽の家のスタッフの方が工場で勤務される障がい者支援にあたり、オムロンが技術の供与をする。オムロン創業の立石一馬氏と太陽の家創業の中村裕先生との出会いにより、このような施設ができたことを知りました。オムロンの社憲「われわれの働きでわれわれの生活を向上しよりよい社会をつくりましょう」、立石一馬氏のパイオニア精神と会社は社会の公器性ということが脈々と受け継がれています。

また、太陽の家が他にも様々な上場企業と共同出資して障がい者雇用の施設を作られていることも分かりました。中村先生の障がい者の方が働らける環境を作る、そのために大きな会社と手を組む。だれもがやったことのない先進的事例の取り組みが現在にあるということに改めて「思い」を感じました。

オムロン太陽京都は1期目から黒字です、とのお話しにひとつの疑問が解決しました。利益が出るのだから継続的に続けることができるということ。オムロン太陽京都も企業として利益を出すこと、オムロングループでおんぶにだっこでなく収益を確保するということは当然ですというお話しに、営利企業としての意識の高さを感じました。

工場見学をさせて頂くなかで、担当者の方からの説明で工場内に工作室があり、ここで障がい者の方がラインの改善に必要な治具を自分たちで作成しているとお聞きしました。それぞれの体の状況にあわせてラインを作られています。また工場内では3S活動を徹底されており、整理・整頓・清掃がいきとどいたきれいな環境でした。キャビネットに置いているファイルの整理は背表紙に背景を印刷し、きちんと順番通りに並べば一つの風景ができあがる、まちがったりずれていれば順番通りにならんでいないという誰が見ても分かるような創意工夫がされています。また3階の完成品を1階に運ぶときにはカメラで分かるようにされています。

障がい者・健常者、それぞれ得意なものがあります。足りない部分は体であれ、知識であれ、皆でおぎなっていくということがとても大切です。多くの気付きを与えて下さったオムロン太陽京都のスタッフの皆様に感謝申し上げます。