弱者の戦略、それは「ランチェスター戦略」と呼ばれています。

ランチェスター戦略はイギリスのランチェスター博士(1868~1946年)が提唱した軍事理論を日本の田岡信夫先生(1927~1984年)がマーケティングに応用したものが日本で我ら中小企業の戦略として慣れ親しんだものです。

田岡先生のランチェスター戦略はその後、お弟子さんたちが広められていきます。

その中のお弟子さんの一人で竹田陽一先生が有名です(;゚Д゚)

ランチェスター弱者必勝の戦略 (サンマーク文庫) | 竹田 陽一 |本 | 通販 | Amazon

ランチェスター戦略を経営に生かす

経営学の進歩は経営に多大な影響を与えてきました。

経営学の勉強はとてもいいことですが中小企業の実務に役立つか?ということによく言われます。

しかし学ぶ部分はあるとしても経営学はどうしても大企業よりの研究内容や最新モデルの事例の研究になりますのでどうしても中小企業の実経営に馴染まないものもあります。

しかし、その中でも本書のような「ランチェスター戦略」は中小企業でも、中小企業だからこそ使える戦略なのです。

ちなみに大企業は強者と呼ばれます。大企業の経営資源は豊富なため何でもできると言われる所以です。なので強者は弱者の戦略も含め理論上はすべての戦略の使用が可能です(;゚Д゚)

経営資源のない中小企業がもてる資源を有効に利用するために考えられた戦略が「ランチェスター戦略」なのです\(◎o◎)/!

業界で一番というものを一つでも二つでも持っている会社は高い利益を出している。業績のよい会社になるためには、「何かの分野で業界ナンバー・ワン」になることを経営目標とすべきである。(本書よりP18)

経営戦略は企業を存続させるための「勝ち方」なのです\(゜ロ\)(/ロ゜)/

ランチェスター第1法則

 攻撃力=兵力数×武器性能

ランチェスター第2法則

 攻撃力=兵力数²×武器性能(本書よりP22)

算式の説明は本書により理解を深めて頂きたいのですが、この算式の重要なところは、兵力の小出し出し惜しみはダメということ。

中小企業で言うと一つに集中して戦力を当てるということなのです”(-“”-)”

「兵力の小出しは、損失が多い」。この法則は、大売り出しの広告や、チラシの入れ方にも当てはまる。広い地域に思いつきでバラバラと入れたのでは、成果に結びつく率は少ない。集中が必要である。ルート営業でも同じことがいえる。少ない人数で広い地域を回ると、結局兵力の小出しになり、走り回っているわりには成果が上がらない。戦略は目で見えにくいが、ランチェスター法則をもとに計算すると見えるようになる。ここに特徴がある。(本書よりP27)

算式は、弱者が戦うための戦力をどこに集中したらいいかということを表すものですね。

強者の戦略と弱者の戦略の概念

強者と弱者のその戦略の概念の差異は何でしょうか。

強者の戦略概念(本書よりP30)

➀物量戦 ➁複合戦 ➂間接戦 ④広域戦 ➄包囲戦

強者の戦略は上記の通り。弱者には人・物・金がない現況に上記の戦いは不可能なのです(´;ω;`)ウゥゥ

弱者は強者と違ったやり方で「差別化」しなくてはならない。(本書よりP31)

人も会社も目に見えて初めて認識します。弱者が強者に認識されると圧倒的な戦力で滅ぼされます。敵とは見えない方法で生き残ることが重要。

それこそが「差別化」ですね\(◎o◎)/!

弱者の戦略概念(本書よりP32)

1 全体発想をすてて要点を細分化する

2 勝ちやすき場面を選ぶ

3 重点主義に徹し№1づくりを目ざす

4 営業活動は局地戦にする

5 戦闘時間を長くする

6 接近戦で利用者に近づく

7 軽装備で自由度の高さを保つ

8 先制攻撃ですぐ実行

9 隠密行動をとり表面に出ない

弱者の戦い方を知らない中小企業が多いと思います。この理論の知識武装をし実行すればどんな中小企業でも成果は出るでしょう。

理論を知り、行動すれば必ず成果がでる、これこそが「法則」です(;゚Д゚)

本書でもありました弱者・強者は「市場占有率」で決めるのだ!

地域ナンバー1、業界ナンバー1、客層ナンバー1どのポジショニングを選ぶか重要ですね。

あとがき

ランチェスター戦略は中小企業がビジネスで生かす最善の戦略の一つです。

孫子の兵法の「戦わずして勝つ」ことこそが、戦略の冥利ですね(*´ω`*)