テスラVSトヨタ 衰退の五段階を超えろ!
新興企業のビジネスモデルにより、永年の栄華をほこった企業のビジネスモデルは陳腐化していく・・・
栄華をほこった企業は儲けた利益を投資していく過程で「イノベーションのジレンマ」に陥ることもある。
破壊的イノベーションが起こった時にすべてのものは新創造物に置き換わる・・・
2020/10/20 日経新聞「衰退の五段階」と闘うトヨタ
衝撃な記事です!!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
テスラの株価がトヨタの株価を超えたという日経新聞の記事がりました・・・\(゜ロ\)(/ロ゜)/
それもトヨタ+フォルクスワーゲン+ダイムラー+GMの株価を合計した規模よりテスラの株価が高いという・・・
衰退の五段階
テスラが開発している電気自動車は車の基本ソフト(OS)を最新の状態にアップデートしながら性能を高めていく。
「買った時点から減価していくもの」だった車はソフトの更新を重ねるたびに価値を高めていく。(本記事より参照) |
トヨタは、自動車工業の中でも先進的な企業だ。トヨタ生産方式により原価低減を進めながらよりよい車を作ってきた会社だ。
そんなトヨタが衰退の五段階にはまっている。
「衰退の五段階」ということを書いた「ビジョナリーカンパニー➂衰退の五段階 (著)ジム・コリンズ」
衰退の五段階とは
第一段階 成果から生まれる傲慢 第二段階 規律なき拡大 第三段階 リスクと問題の否認 第四段階 一発逆転策の追究 第五段階 屈服と凡庸な企業への転落か消滅 |
トヨタは2009年時に「第二段階の規律なき拡大」にあったという・・・
どの自動車メーカーも「電気自動車」や「車のソフト化」の時代など来ない・・・第三段階の「問題の否認」に来ていた可能性があるという・・・
通常の自動車メーカーはエンジンの性能に力をあげてきた。ガソリンやディーゼルで動くというのが車の基本である。その概念から抜けられなかった企業は第四段階へと突き進むのである。
そして現在の地球規模の環境も問われる時代背景にテスラの電気自動車は未来をよりよくするための素晴らしいイメージの会社だ\(゜ロ\)(/ロ゜)/
上記の4社の株価合計を超えるなんて(4社も素晴らしい歴史のある会社だ)マーケットは未来を思考しています。
ORでなくANDの発想
ビジョナリーカンパニー➀でも書かれたORとANDの話し。
OR(二者択一)の圧力に屈しないAND(両利き)の才能(本記事より参照) |
トヨタが目指すべき未来は、ORでなくANDだ。
トヨタは現在、ソフト新会社を創り「ソフトウェア・ファースト」を掲げています。
既存と新規の両利きの経営へ。大企業ですら転落か消滅かの第五段階までの瀬戸際を意識をしています。
トヨタの動きは今後の日本の経済社会に影響を与えるのは間違いないですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/
あとがき
ソフトバンクの孫社長がAIを開発する企業に投資を行っていることを考えると次代の覇権はすでに着々と進んでいます。
既存のビジネスが最高益をたたき出した段階で企業の衰退の入り口は始まったかもしれませんね・・・\(゜ロ\)(/ロ゜)/