すぐに答えを出そうとするクセ
世の中には正解と不正解の二項対立で議論されます。
誰だって正解が知りたいし、なるべく不正解にはなりたくない。
学校で習ったこともマルとペケの世界に大人になっても社会人になってもどうも答えを導きだそうとしています。
何が正しくて何が悪いのか
小学生の時、ゲームのドランゴンクエストをやるとき「公式ガイドブック」なるものがありました。
ゲームの面白みは自分で考えて試しながら行動することだと思うのですが、1日に1時間しかできなないということで完璧に準備してクリアしたいので「公式ガイドブック」はゲームを進めるうえでの完全なる答え合わせでした(;゚Д゚)
大人になってドラクエのような「人生公式ガイドブック」は、いろんなビジネス本やハウツー本、YouTubeやビジネス学校、人からの教えとあります。
本当に世の中、いろんな情報が落ちています。
自分の人生のストーリーに当てはまるガイドブックを探しにいく。
知的好奇心の強い人間はもともと知りたいし分かりたいという欲求は強い生き物です。
そしてドラクエのレベル上げのように興味のある勉強や学習も好きだと思います。
真理を求め、さらに真理を求め、原理原則とは?法則とは?と・・・(ここまで考え抜く人はまれだと思いますが)
ビジネスにおいてもいろんな決断をして答えを出さないといけません。
確かに答えを出さないと次の行動に移れないし、ずっと思考や感情を止めておくことは経済的損失でもあります。
時間やお金の概念が「答えを出す」ということにも引っ張られます。
「ゼロ秒思考」の本などは、太古の昔からの人間の生き死に影響を与えるために瞬時に考え決断する必要があったという。
ただし、現代では「すぐに死に直結する」ということはありません。狭くても日本の中では。
すぐに答えを求めることをやめてみる
マルやペケの答えをすぐに出そうとすることを躊躇してみたらどうなるだろうか。
「人生公式ガイドブック」や「ビジネス公式ガイドブック」を見てすぐに答えを出そうとする行為をやめてみる。
人間の本能として目の前にある問題はすぐに片付けようとするクセがあります。その中ですぐに片付けないといけない問題は致命傷になるのですぐに片付けましょう。
いま、致命傷にならない問題は、すこしおいてみる。ほとんどが中長期的に戦略上重要な問題が多いと思いますが、そんなの知ったこっちゃない。
とにかく、今すぐ、思考をやめ、別のフォルダに保管しましょう。ただし忘れないようにしましょう。
「公式ガイドブック」に書いていない発想や思考が明日には出ているかもしれません。
すぐに答えを出そうするクセ、答えとなりそうな知識を統合(収集)しようとするクセ、いったん止めましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/
答えを出そうとする心理バイアスにも負けないように、答え必要症候群にならないように。
この先どのような答えを導き出すか、抽象度をあげ余白を楽しみましょう(*'▽')
あとがき
すぐに答え出そうとして、物事の本質を掴み損ねるクセを直したいものです。
しかし本質を見極めるということでもないような気がします。
クロでもないシロでもないグレーでもない。
すぐに答えを出そうとしない、それは「なぜですか?」という質問に「すぐに答えを出さないように」と答えるのでした(#^^#)