「あるべき姿」の設定を考える
企業戦略の考え方でよく使われるギャップ分析。
企業の「あるべき姿」を想像し、現状の企業との差をギャップとして認識する方法です。
「あるべき姿」と「現状」のギャップがなぜ起こるのか問題点を発見します。
そして、その問題点を解決する課題を設定し実行していきます。
課題が解決できれば問題点が少なくなる。自ずと「あるべき姿」と「現状」の差が縮んでいきます。
あるべき姿はわかるのか?
企業の「あるべき姿」は、一つの目標となり組織を動かすのにとてもいい旗振り役なのは確かです。
大義名分、錦の御旗、エッジがたつ・・・などなど。
内外に与える影響は少なからずある。「あるべき姿」は、「目的」でもあり、それを達成するための目標設定にもなります。
しかし、ここで「あるべき姿」の設定を間違ったらどうなるのでしょうか?
戦略の大前提でもある上位の目的設定が違えば大惨事になります。
単に戦略ブームに乗っかって「あるべき姿」を妄想しまったく戦略不全に陥った場合には目も当てられない(;゚Д゚)
かといって何の目標もなく惰性に経営することは成長が感じられない。
ギャップを感じるストレッチは大事だ\(゜ロ\)(/ロ゜)/
あるべき姿は先か、後か?
「あるべき姿」は自分で設定するのか?
それとも気が付けば「あるべき姿」に勝手になっているのか?
まさに「あるべき姿」というものは、自分で作るのか、それとも、運や偶然又は行動の方向により「あるべき姿」は作られるのか。
企業イメージもそうだが企業の思いとは別に、勝手に企業のブランドイメージが作られるといったこともあります。
どちらが先なのか。キャリアの変遷とも似ている偶発的計画性のような感じもしますね(;゚Д゚)
「あるべき姿」をいろんなアプローチで考えるのも一考ですね。
いろんな企業の理念やらビジョンやら集めどれが自社に合致するかサンプルを集めて「あるべき姿」を想像するか。
平均的な「あるべき姿」で終わりそうなので経営力は上がるのか?(;゚Д゚)
企業の「あるべき姿」を経営者が高次元に考え現状とのギャップを埋めるか。
高次元で考えても実際に実行できるのかは不明だ(;゚Д゚)
「じゃ、考えなくてもいーんじゃねー??」という発想は「NO!」なのである。
「あるべき姿」とか「ありたい姿」とか、未来の企業をイメージすることにこそ「成長」や「モチベーション」が高まるのだ。
組織内での共通言語としても「あるべき姿」は認識しておきたい。
無意識のレベルを排除し意識することが企業の経営力も上がるというものですね\(◎o◎)/!
企業や人の可能性として未来の「あるべき姿」を想像する。
「あるべき姿」の設定を間違ったのならばすぐ修正、上位の目的概念が変われば下に落ちるほど施策が変わります」
あとがき
「あるべき姿」が合っているかどうかは分からない。
しかし、こうありたいという姿が企業の継続性を生むのは間違いない。
「あるべき姿」の設定こそは、時間をかけてしっかりとやるべきだと思います\(◎o◎)/!