企業間競争における兵站と資金繰り表を考える
事業存続のために経営者が特に理解しておかないといけないのが資金繰り。
お金が尽きるということは戦争で言うと補給がなくなること。
お金が尽きると人もいなくなる・・・
現代の企業間競争における兵站の重要性
戦争では戦略も戦術も重要だが、物資の補給が重要だ。
これを「兵站」と言います。
兵站(へいたん 英:Logistics)とは、一般に、戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また実施する活動を指す用語である。
Wikipediaより参照
企業経営では資金の流れこそが、人、営業、商品、サービス、管理、マーケティングと戦略や戦術とつなぐものですΣ(・ω・ノ)ノ!
この資金が尽きると経営は負けです・・・(´;ω;`)ウゥゥ
戦争においても戦線が拡大した旧日本軍は補給が出来なくなり最終的に悲惨なことがいっぱい起こりましね。
歴史は語る、現在の資本主義における企業間の戦争も資金が流れなくなると経営は終わりに近づきます。
経営者は資金の流れを常に把握する必要があります。
それは、資金繰り表でお金の流れを管理することから始まります。
ほとんどの中小企業では資金繰り表を作っていないとのこと、、、
そして、資金繰り表をさらにややこしくしているのが会計ということ
会計とは、単純に試算表のことである。試算表は、会計のルールである発生主義に基づき作られる。
発生主義とは現金主義とタイムラグがある。ここで経営者の頭が理解不能に陥る状態だと(;゚Д゚)
発生主義では事業の流れを試算表でおさえる。これは月次決算の早期化がもの言います。
現金主義では資金繰り表によりお金の流れをおさえる。この資金繰り表を6か月~1年の予測を立てることができればどのタイミングでお金が必要かが一目瞭然です。
事業の流れとお金の流れを押さえることこそが、「兵站」なんですね(;゚Д゚)
あなたが銀行ならばこんな会社に融資はしたいか?
社長は特に財務なんて嫌いな人が多かろう。ほぼ現場に出ている中小零細企業の社長は日々の仕事をルーティンとしているので仕事やった観はめちゃくちゃあるでしょうね。
しかし経営には現場にでることも大切ですが、それ以上に「資金の流れ」を理解しておくことが重要です。
資金調達のサポートをしていると、資金繰り表があるろ行員さんの顔つきが違います。資金がどのタイミングで枯渇し必要な金額はいくらなのか、それが分からないと銀行では稟議すら書けません。
銀行を自分の立場と考えてみましょう。資金がショートするから貸してくれ。
・なぜショートするのか?
・どのタイミングで資金が枯渇するのか?
・試算表や資金繰り表など数字で説明する資料はないのか?
・いったいどれだけの赤字幅があるのか、赤字の理由はわかっているのか?
・事業計画に基づくアクションプランはあるのか?
という理由が出てきます。上記の理由が分からない会社に銀行として融資できますか?ということ。
将来のない会社や、ずさんな経営、赤字の理由すら分からない経営者にお金は貸したくないのが本音でしょうね。
兵站の失敗は企業経営の失敗。お金の流れはおさえておくこと。
経営者の仕事はお金を集めること。
売上も資金調達もお金を集めるということは同じだ! | Free works LLC
お金はお金のあるところに集まるんですね\(◎o◎)/!
あとがき
戦争において短期決戦で終わらすのが圧倒的に重要です。
孫子の兵法でも「戦わずして勝つ」という言葉もあります。
戦線の拡大は、やることとやらなくてもいいことがごちゃまぜになっている状態です。
選択と集中という思考、頭をつかわにゃいけないんですね。
事業の流れとお金の流れを読む。経営者の最たる仕事だと思ってのぞまないといけませんね。