企業はエンターテイメント化するのか?
企業活動は、企業の商品・サービスをいかにして顧客に認知してもらうかにかかっています。
マーケティングの発展は、まさに顧客へ商品の価値を伝えるために購買を起こそうとする心理的・脳科学的のステージまで研究が盛んです。
商品やサービスにストーリーを持たして顧客への感情までも揺り動かしファンへと育成もしていきます。
ロイヤルカスタマーやアドボカシー志向などもこの分野ですね(;゚Д゚)
コモディティー化された商品・サービスはどの企業においても遜色のないレベルです。
それでもわが社を選んでもらう理由を企業は日々考える・・・
顧客には買う権利がある
忘れてはいけないのが商品やサービスを購入するのは「顧客の買う権利」なのです。
企業サイドが顧客の権利をないがしろにした場合、売り込みや過剰なマーケティングやらで顧客はその企業に対して失望することがあります。
二度と顧客は戻ってきません。
売り切りにしても顧客生涯価値(LTV)ばかり企業の都合のよいところばかり押し付けると顧客は分かっているのです。
同業他社、代替品、価格等、少しでも市場に変化が生じた場合には顧客は関係なしに他のところへ行ってしまいます。
せっかく築きあげた顧客との信頼をあっという間になくすことほどつらいものはありません。
企業は、「顧客の利益の最大化」をまず第一に前提としておかなければいけません。
ただし、企業側も顧客に対してすべてのサービスを行分ければならない、ということでもありません。
企業も自社の「顧客とはだれか?」という正しい定義づけを行う必要があります。
ここではじめて顧客の買う権利、企業の売る権利が双方イコールとなるのです。要は顧客も企業も対等ということです。
企業がエンターテイメント化する?
顧客と企業が正しく双方を認識できると顧客は熱狂的なファンになる可能性を秘めています。
コロナ禍において企業の売上が減少しているときに熱狂的な顧客は企業の商品・サービスを変わらずに購入したということも分かっています。
顧客と企業が結びつく背景にはSNSなどの顧客と企業が双方向でコミュニケーションがとれるということが前提にあります。また顧客と企業以外に、顧客と顧客が結びつくということもSNSが可能とするコミュニケーションのおかげです。
顔と顔が認識できると、企業においては新規顧客よりも既存顧客へのサービスの質を落とすことなくあげることができます。
いわゆるリピートが続くと顧客は新規顧客獲得費用が下がります。そのぶんの費用は既存顧客の維持やコミュニケーションへと投資できます。
顧客の笑顔や顧客の利益を深く考えていく企業は「顧客をどのようにして喜ばしていけばいいのか」と感動サービスの提供へと質があがっていきます。価値の増加につながり、顧客との関係性はより強固になっていきます。
顧客へワクワクや喜びを提供する企業は、まさに「エンターテイメント化」していきます。
ディズニーランドやUSJを見れば一目瞭然です。
わが社はエンターテイメントの会社です、と言い切った企業はブランド化していきますねΣ(・ω・ノ)ノ!
あとがき
企業の商品やサービスは顧客の問題を解決するための手段なのです。
この位置づけを企業は変えようとします。商品・サービスありきで事象を捉えることが現在では間違っています。
顧客を喜ばす方向へと舵をきれば顧客は熱狂的なファンとなり企業経営においていの揺るぎない資産となるのです。