鉄板神社の独自性は「人」と「教育」そして「ファン」
事業は経営者が一人でやっても拡大はそれほど見込めない。
事業は人を雇用し、教育し、育てあげる時間とともに拡大していく。
人を育てることに近道も早道もない。ただ経営者の時間を使うこと、真剣に向き合うことが人を育てる最善の方法。
今回の経営のヒントは「2015/8/18 乗り越えられない壁はない 24席で月商1800万円売り上げる席数売上日本一の店の秘密 (著)田中 寿幸」 です。
乗り越えられない壁はない 24席で月商1800万円売り上げる席数売上日本一の店の秘密 | 田中 寿幸 |本 | 通販 | Amazon
昭和な時代の現在の成功法
とにかく、本書の田中社長は熱い!
鉄板神社・㈱寿幸のHP→HOME | 株式会社寿幸 (hooop.me)
関西に数店舗ある鉄板神社を経営する社長が飲食業界の経営者・これから独立したい人向けに書かれた本書。
熱い言葉の裏には、きちんとした論理の教育方法が確立され鉄板神社は「人」を中心として活発に営業されています。
「乗り越える力」
「気持ちの差」
「人間力」
など、どこかで聞いたことのある言葉には田中社長の経験談が活きている。
創業経営者の強さは、まさに自分で経験して失敗して成功した姿・言葉・魂があります\(゜ロ\)(/ロ゜)/
やはり、熱量がちがう・・・
田中社長は六本木ヒルズの出店依頼がありましたが、それは断り大阪での基盤作りに力を入れたのでした。
単にかっこよさや名誉で動く社長ではない・・・(;゚Д゚)
ここで大事なのは自分たちに今どれぐらいの能力があるのかを正確に分析するということです。
本書よりP41
最初の1店舗目では、田中社長はあまりにも過労で病院に何回か運ばれたとか・・・経営者として必死に成長されてきたと思います!
経営者で大事なのはこの自分の身の丈に応じた商売をやるということにです。それが永続に繋がるのです。
本書よりP42
田中社長は常識はずれの思考と本書でも記載ありますが、十分に戦略や数字を大事にされているので他人から見ればその発言がずれていると感じるかもしれませんが、田中社長の中では採算・勝ち筋がしっかり見えているような気がします。
田中社長は、あの有名な経営コンサルタントの故・石原先生も一目置かれている存在でした\(゜ロ\)(/ロ゜)/
商売はシンプル・イズ・ベスト。従業員がいい声を出している、たったそれだけで、お店は繁盛します。
本書よりP68
鉄板神社では笑顔についてもポケットに入っているクレド(経営理念)にも記載しているそうです。
笑顔はお店の基本です ^^) _旦~~
ビジネスと商いの違いもありました。
大手の店はマニュアルを持って「ビジネス」をする。
鉄板神社では従業員をあり得ないほど配置し、「顔」を覚えてもらう「商い」をする。
接客する従業員の人がお客さんに顔を覚えてもらえるようになったらその人目当てでお客さんはくる、そんな商いを鉄板神社はしているのです。
人対人 これが商売の王道ですΣ(・ω・ノ)ノ!
人を育てる
笑顔の教育についてもあるように鉄板神社では教育・育成に力を入れています。
そして本書で気になった一文があります。
ですから指導者はその人の得意なところ、いいところを見極め、そのいいところを伸ばせるような目標設定ができるよう、サポートすることが大事なのです。
~略~また、指導者は一人一人の得意なこと、苦手なことのデータをとることも必要です。
本書よりP91
従業員を雇用し、教育するには、まずその人の適正(得意・不得意)をデータとしてとる。
これは本当に重要なことです。適材適所とはいったものの人の配置は経営者次第なんですね。
お店が円滑に回るかどうかまで考えて人の成長を考える、とても大切な気づきですΣ(・ω・ノ)ノ!
仕事ができてチームワークを乱す人間より、仕事ができなくてもチームワークを大事にする人間を選らぶ
本書よりP102
人が、店を、顧客を創り出す・・・\(゜ロ\)(/ロ゜)/
やはりうちのストロングポイントは人間力であり、高級店にはできない、独自の不器用では自分を売ることに力を入れ、ここにしかないサービスを提供することを心がけています。
本書よりP119
ですから、鉄板神社の従業員は、一人一人がアトラクションに変わるエンターテナーであるべきなのです。
本書よりP151
顧客をファンにするには、従業員が顧客に喜んでもらえる感動するサービスを提供することが重要だΣ(・ω・ノ)ノ!
鉄板神社では従業員の教育にクレドを使っていると。営業前に毎日読んでいる。そして1日が終わったら田中社長に日報で「今日の小さな幸せ」をメールしてもらっているとのこと。
振り返り、日報、今現在思っていることを経営者が報告をもらえるとやはり対応がいろいろできるのは仕組みとして重要ですね。
あとがき
鉄板神社の競争戦略は「人材」と「教育」に尽きると思います。
そして経営者が、従業員としっかりと向き合うこともとても大事にしています。
従業員のプライベートのこともしっかり聞く経営者の周りには人が集まりやすいのかなと思います。
顧客がファンになるということも「第5の経営資源」が作られていることにも競争戦略上の優位性を生んでいるのは間違いない。