日本レーザーの優れた社風が連続黒字を生み出す
企業経営における重要なことは利益を出す、利益が出るから雇用が守れる。
経営者がどれだけ経営に真剣に向き合えるのか。
株式会社日本レーザーの独自性は、いい会社を作るうえで「人のモチベーション」に重点を置いています。
「2017/3/17 ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み (著)近藤 宣之」で独自性を学びましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み | 近藤 宣之 |本 | 通販 | Amazon
会社で働くの人たちのモチベーションに着目する
本書で紹介される株式会社日本レーザー。
HP→日本レーザー|レーザと光の専門商社。光源、計測機器から加工装置まで (japanlaser.co.jp)
現在は会長で、当時近藤社長の時に書かれた本。
人のモチベーションにここまで深く気にしている経営者の本はありませんでしたΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
人は所詮、自分のやりたいことには全力でする、自己決定こそがモチベーションの最大限になるところです。
会社という組織では、1人では運営できません。いかにして集団でかつ、最大限の力を発揮できるのか、それが利益を生むメカニズムでもあります。
最小の投資で最大の利益を得る、最適化を目指すこと。「言うは易く行うは難し」・・・(´;ω;`)ウゥゥ
それでも本書には、その実行通りできれば23期の黒字化は達成されているのです\(゜ロ\)(/ロ゜)/
1.社長の決意が会社を変える、社長の本気が社員を変える
2.会社の風土づくり
3.社員のモチベーションを高める
人を大切にしていると口では言っているが、実行できていない社長は多いかもしれません。
実際に社長の行動を見ている社員は感じています。「うちの社長は口先だけで、やらないし・・・」と。
社長が、社員を大切にする経営
社員が、会社から大切にされている経営
社員が、会社から大切にされているという実感が持てる経営
本書よりP36、37
言語化するだけで誰が主語となるだけで、人の動きは変わります\(゜ロ\)(/ロ゜)/
強さ(黒字にして利益を上げ続ける)とやさしさ(人を大切にする)を両立するのは大変なことですが、それを成し遂げるのが社長の責務です。なぜなら、「強くてやさしい会社」が、社員のモチベーションを引き出すからです。
本書よりP41
社長の決意、実行、真剣さ。リーダーたるものが実践し行動すれば周りにいる人たちには本気度が伝わります。
中小企業みたく小さな企業にはリーダーの影響力はとても響きます。リーダーの影響が、会社の風土・文化につながります。
社員のモチベ―ションはお金を使わず高めることができます。
それは「社長の笑顔」と「社長の声がけ」です。
本書よりP53
社長の笑顔で社内の風通しをよくし、いい報告も悪い報告も笑顔で聞くとのこと。
空気が悪く息詰まり感がある場合、社員は悪い報告は隠す、隠蔽体制が生まれる文化ができる・・・
これこそが社長が文化を作っている証拠の一つです\(゜ロ\)(/ロ゜)/
そして、いい会社の経営者がほとんどやっている「日常のさりげない会話」も重要です。真剣な話しも雑談もコミュニケーション自体がとても重要です。
心理的安全性が問われるのは、職場において自由闊達な「おしゃべり」が出来るかどうか。
これも社長が作る会社の社風・文化です。
社風・文化という土壌で社員がどのように育っていくのか、よく分かるでしょうΣ(・ω・ノ)ノ!
経営者の目的は「社員の雇用」と「社員の成長」の2つだけ!
経営をとてもシンプルに考えた場合に経営者が会社を経営する目的は2つだけ。
・社員の雇用
・社員の成長
社員の雇用をするためには、会社は利益をあげないといけません。
「社長は、雇用を守るために、絶対に会社を赤字にしてはいけない」
本書よりP105
どんな理由があろうと、「赤字は犯罪」です。
本書よりP105
環境が変化しても、社員が努力すれば利益を生む構造をつくるのが、社長の仕事です。
本書よりP105
日本レーザーは海外、国内に販路があります。
社員にも多国籍の社員をむかえ英語は給料にも影響するほど重要視しています。
年商は56億円(2021年)\(゜ロ\)(/ロ゜)/
経費、人件費を支払ってもまだ黒字ということなので23期で積みあがった利益剰余金は分厚いでしょうね(;゚Д゚)
私は、雇用を守るために、絶対に赤字にしない仕組みづくりに注力しています。ですが、「すぐれた仕組み」だけでは、「人を大切にする会社」をつくることはできません。「仕組み」よりも大切なのは、「すぐれた社風をつくること」です。
本書よりP122
仕組み、制度、組織を作っても、よい社風・文化がないと回らない、「仏作って魂入れず」ですΣ(・ω・ノ)ノ!
あとがき
いい企業には、いい社風・文化がある。
人が気持ちよく動けるのは風通しが良いのはよく分かっている事実です。
では、その空気を誰が作っているのか。
経営者の人格こそが、企業文化を醸成するうえで大事な要因の一つですねΣ(・ω・ノ)ノ!