経営管理ができないのは重要性に気付いていないから
企業経営には、戦略、マーケティング、営業、商品サービス開発等、花形の仕事はたくさんあります。
しかし、どうしても目立たず日の目の当たらない仕事もあります。
売上や利益をあげないので会社のお荷物的存在と思われている部署もあります。
そして、経営の重要性でそんなものはいらない、と思っている経営者がいることも事実です。
経営活動が実際に進み、リアルタイムの中で積み上げられる会社の記録を管理するか、しないかでないで企業の成長や存続は紙一重の差なのです\(◎o◎)/!
経営を管理する
経営管理とは、企業の事業活動を通じて目標を達成するのを管理したり、社内資源の管理、各種業務の遂行の管理・運営、活動の結果を記録、総括したりします。
やみくもに経営をする、カンで経営をする、戦略のない経営でない、科学的な経営を管理するということです。
その中でも重要なのは、数字の管理です。
数字の管理は、経営の存続にも直結します。数字の把握は、試算表と資金繰り表で経営管理をします。
タイムリーな月次試算表と資金繰り表により、会社の損益を把握し、かつ、資金の状況を理解するのに役立ちます。
企業経営において、会社の「死」とは資金が枯渇したときです。支払いが出来なくなったタイミングで企業経営は終了です。
3か月先、6か月先に資金のショートが予測できるならばある程度の手は打てます。
銀行からの資金調達、売上の回収の強化、経費の支払いを調整するなど、会社存続のために「何をしたらいいのか」がよく分かります。
数字も分からないのに何を改善したらいいのか、言語化するできません(;´Д`)
経営管理は経営活動の結果をまとめることには費用がかかります。この辺で管理部門はお金を生まないということで煙たがれます。しかし、経営の状況が数字で把握できなければ次の戦略はうてません。
やみくもに動くよりも数字を見て、戦略を練り資源(人・物・金)を投下することが成功確率はあがります。
経営管理が会社の最適化を生む
なぜ、戦争の時には戦略を立てるのでしょうか?なぜロジスティクス(兵站、補給)が重要なのでしょうか。
経営管理は、戦略を立てるうえでも重要な資料なのです。
戦略を立て実行するに必要な意思決定。これもやみくもではなく、科学的な資料に基づき選択することもできます。
また経営管理における資料に基づき毎月の振り返りを行えば、現時点に基づき未来の計画の修正も可能です。
PDCAでいうと実行して(D)、チェック(C)そして計画を修正し行動する(A)
この振り返りを行うことにより会社の最適化を目指すことが出来ます。
時間とお金と人を最大限活用できる方法を考えて実行するのが戦略です。
目的を達成するための戦略の最適化という「解」が生まれるのです。
その後に儲けたお金でイノベーションを発揮することができるのですね( *´艸`)
あとがき
中小企業では、経営管理や振り返り、事業計画の作成、タイムリーな月次試算表、そして資金繰り表が作れていないのが現状のようです。
管理をコスト、と捉えるのではなく、戦略的投資と考える。また会社の潜在的な問題(資金繰り等)も気付きやすいです。
そう考えると経営者が心理的安全性の担保のもとビジネスをするのには、経営管理が重要です。
毎日ぐっすり眠れるようになった経営者の方も多いはずです\(゜ロ\)(/ロ゜)/、」