幸せマーケティング!(その3)~時間を買う~
モノが売れない時代に顧客にモノを売るためにはどうしたらよいか???
心理学とマーケティングをミックスした新しい感覚を身に着けよう!
今回の必読書、Amazonでも爆騰の「2014/2/22「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY (著)エリザベス・ダン, (著)マイケル・ノートン」です。顧客を幸せにするため、マーケティングのヒントを得ましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/
前回の記事
2021/7/28 幸せマーケティング!(その1)
2021/8/5 幸せマーケティング!(その2)
幸せをお金で買ってもらおう!
幸せの価値感が変化している。大量生産大量消費時代はひとつの終焉を迎えています。
より私らしくの幸せを感じてもらう顧客に対しての商品・サービス価値を提供する企業の役割も変化しなれければなりません。そして一つのキーワードに「幸せ」と「顧客の心理」を加えていきましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/
「商品やサービスを売るな、幸せを売れ!」
レクチャー3 時間を買う(時間を売れ)
現代人は忙しい、時間がないのである。
時間がなければお金を出して買えばいいのである・・・ということも様々な研究を通して一概には言えないようです(*'▽')
特に「幸せマーケティング」を思考するうえでは、「幸せ」の定義に各顧客の目線を合わせることに注力したいものです。(幸せの価値は千差万別)
時間とお金は交換可能なケースがよくあります。(本書よりP103) |
お金を出して2時間雑誌を読めば大阪から東京についている。新幹線に乗れば目的地まで運んでくれます。飛行機もしかり。
お金を節約したい!ということで普通電車や高速バスに乗れば安く東京にも行けます。
ところが、人はしばしば、わずかなお金を節約するために時間を犠牲にします。(本書よりP103) |
家から遠く離れたスーパーへ100円安くなるために、無料でもらえるために行列のために並んだりと・・・・"(-""-)"
時間<お金。なんですね"(-""-)"
この発想がますます人を幸せから遠のかせます。時間でお金を買うなんてあるのか??という感じです。
研究者たちは、人々が不快な気分で過ごす時間(つまり、幸せな気分よりも、緊張や憂うつやいらだちといった気分のほうが上回っている時間)の量を「Uインデックス」と呼んでいます。運動、祈り、読書、セックスをしている間は、人はめったに不快な気分にならないものです。(本書よりP104) |
不快な時間・・・ありますね"(-""-)"
快な時間<不快な時間
幸福度を増すために重要なのに、これまであまり取られてこなかった方法は、私たち個人のUインデックスを改善するためにお金を使うことです。(本書よりP105) |
不快な時間を減らすことが幸福度につながるということ。不快な時間を減らすために、ここにお金を使う。
企業が商品やサービスを提供するときに思考しないといけないのは顧客のお金の使い方まで意識しないといけませんね\(゜ロ\)(/ロ゜)/
資本主義経済の発展は人々の生活水準の向上に大いに役立っている。働いてお金を得れば物資的な豊かな生活はおくれる。その代わりお金を得る代わりに仕事をするので相対的に時間はなくなっていくのである。時間がなくなれば人は幸せを感じない。
世の中には時間を節約するための商品やサービスが多く考えれています。現代のニーズにまさにぴったりです。
お掃除ロボのルンバや、夕食の調理がすぐにできるキットなど顧客の要望をかなう商品の開発は多い。
つまり、日常の活動をより効率的にすることを主な目的として考え出された製品は、実際には、いらだたしい気分を増幅させることによって、時間的豊かさをむしろ減少させ、もっとたくさんの時短製品が欲しくなるよう私たちをしむけるのです。(本書よりP112) |
時短製品によりますます時間を節約する商品が欲しいのか・・・"(-""-)"
本書では犬を飼うことは悲惨な決断・・・とも言い切れないことを言っています。犬と一緒の散歩、運動をしますね。また犬を連れている人たちと会話もできるかもしれません。また犬から必要とされることにより自己肯定感も上がるという。
ペットを飼うことがお金や時間がかかることも想定できますが、それ以上の幸福を得れるということもあります。お金の使い方次第ですね(*´ω`*)
人々の共通時間として、通勤時間・テレビを見る・人付き合いの時間があります。
通勤時間に1時間かかると人はネガティブになるという。車通勤よりも電車通勤のほうがストレスがかからない(日本の満員電車はどうだろう?)
テレビはUインデックスの悪化の原因になっています。たまにはいいのですが・・・現代ではYouTubeやネットフリックス、ゲームも時間を奪うものですね。
人付き合いの時間、子育ての時間について本書では、下記の記載があります。
~略~最近の研究では、子どもたち遊ぶことは、ほとんどいかなる一般的な日常生活よりも前向きな気持ちを生み出すことが明らかにされています。(本書よりP123) |
なるほどです(*´ω`*)
本書から高級な家と新しいおもちゃのために長時間働く・・・子どもと遊ぶ時間が減ることは幸せですか・・・?(´;ω;`)ウゥゥ
お金についての決定を、時間についての決定に変えることは、驚くべき利点があります。お金ではなく、時間を考えるようになると、人々は人との付き合いやボランティアなどの幸福を促進する活動にいそしむようになるのです。(本書よP132) |
余裕があるからこそ、幸福になるんですね(*'▽')
古くからの知恵はまさしく正反対のことを教えます。結局、「時は金なり」なのだと。そして、時間が経済的により貴重なものになり、毎日がより多くのドルに変えられるようになると、今までよりもさらに時間はお金なのだと考える傾向が強くなります。(本書よりP135) |
少し考えてください。
年収÷年間に働いた労働時間=時給が出ます。
800万円÷2,000時間=4,000円/時間
600万円÷2,500時間=2,400円/時間
つまり、時間とお金を交換可能なリソースと見なすことは、経済学的な見地からは賢明でも、幸福の観点からは有害なのです。(本書よりP138) |
時給を意識すれば、この1時間で私(俺)は××円稼げる!という発想(時間=お金)がダメなんですね~\(゜ロ\)(/ロ゜)/
お金よりも時間を重視すれば、結果的にその両方をもっとうまく利用して幸福を増やすことができるのです。(本書よりP138) |
企業経営でも「幸せマーケティング」は従業員が能力を発揮するためにとても役立ちます(*´ω`*)
あとがき
お金と時間は交換できるツールです。
自分の時間ですべてをやることは無理だ!と気づくことで手元にあるお金をどのように利用するかで価値は高まります。
お金の使い方はしっかり学ばないといけませんね(*´ω`*)