動機づける力~上司と部下の関係~
会社で働く人たちがきちんと働くために尻を蹴とばす。
昔のやり方はとにかく力で人を支配しようということでしょう。しかし人は力の抑圧だけではずっと動かないのです。
では、どうやったら人は動くのか、という研究がずっとされています。
今回の経営のヒントは「2009/10/9 【新版】動機づける力―モチベーションの理論と実践 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 (著)」です。
モチベーションの方法論が学べるかもですΣ(・ω・ノ)ノ!
動機づけにまつわる先生たちの数々の研究
本書では様々な先生たちがモチベーション研究のため書かれています。
動機づけ要因・衛生理論のハーズバーグ先生の論文が最初にあるのはちょっと感動もの(´;ω;`)ウゥゥ
テイラーの科学的管理法から人の管理の効率性の追求は働く人たちのモチベーション論へと発展していきます。
モチベーションをあげる手法、例えば労働時間の短縮、賃上げ、人間関係トレーニング、コミュニケーション、カウンセリングなどがあります。これらモチベーションをあげるための費用は増しているとのこと。
ハーズバーグの動機づけ要因のおかげで世の中のコンサルタントは異常なほど仕事にありつけたと本書では書かれていました(笑)
上司と部下の関係
本書の動機づける力の研究は上司と部下の関係も多く書かれていました。
モチベーション論の発展は「人をどのように動かすか」です。昔は冒頭にあったように尻を蹴とばしたら動かないやつはいないですが、、、
最近では1ON1のように上司と部下がコミュニケーションをとる場をとても大事にしている会社も多いです。
やはり「人間関係」これにかかると思います。
たとえば、部下をほめる・ほめない、部下と同じ立場で協力的に働く・働かない、職場を楽しくくつろいだ雰囲気にする・しない、精神面でも支援する・しないといったこである。(本書よりP88) |
よい上司はの行動で部下の認識、感情、モチベーションに大きな影響を与えているという。
心理的安全性なる言葉も、もはや社会常識の言葉になってきましたしパワハラ、モラハラ、セクハラ等の○○ハラを法律でも規制されていますし労働環境はどんどん変化しています。
尻を蹴ったら一発でアウトでしょうねΣ(・ω・ノ)ノ!
理論と実践により新しい手法はどんどん開発されていきますが、大事なことは上司と部下の間に信頼関係があるかどうかは、変わらないように思います。
あとがき
本書の動機づける力では、働く人の「感情」のことについて書かれていたように思います。
感情の変化がモチベーションに影響を与えます。
感情なんて私情は仕事にはいらない!ではなく、感情により企業の業績も変化するのです、という時代なんですねΣ(・ω・ノ)ノ!