マインドセットを変化させ行動すれば次の現実
新しい発想や思考を手に入れたいビジネスパーソンはたくさんいるはずです。
思考の本やセミナーを聞いても、どれも「行動」しないといけない。という結論です。
「行動」もするけれど、もともと生まれもった性質や気質までは変わりません。
自分が今まで生きてきて経験したこと、価値観や思考や行動の仕方を変えないといけないかもしれません。やはり「ルーティンワーク」ほど楽なものはない・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
マインドセット
マインドセット、改めて言葉の定義を見てみましょう。
「マインドセット」とは、経験や教育、その時代の空気、生まれ持った性質などから形成されるものの見方や考え方を指す言葉です。信念や心構え、価値観、判断基準、あるいは暗黙の了解や無意識の思い込み、陥りやすい思考回路といったものもこれに含まれます。
コトバンク 人事労務用語辞典より引用 マインドセットとは - コトバンク (kotobank.jp)
人を構成する部分で重要なマインドセット。
上記の「信念や心構え」、「価値観」、「判断基準」、「無意識の思い込み」、「陥りやすい思考回路」ありますね・・・(;´Д`)
マインドセットを変化させることが新しい気付きにつながります。
「2016/1/15 マインドセット「やればできる! 」の研究 (著)キャロル・S・ドゥエック , (翻訳)今西康子」ではマインドセットを2つに分類しています。
マインドセット「やればできる! 」の研究 | キャロル・S・ドゥエック, 今西康子 |本 | 通販 | Amazon
自分の能力は石版に刻まれたように固定的で変わらないと信じている人ー「硬直マインドセット=fixed maindset(フィックストマインドセット)」の人ーは、自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない。
(本書よりP11)
「しなやかマインドセット=growth maindset(グロースマインドセット)」ー人間の基本的資質は努力しだいで伸ばすこと(グロース)ができるという信念だ。
(本書よりP11)
マインドセットは先天性のものではなく、努力次第で伸ばすことができる「しなやかマインドセット」という信念をもちたいです。
心構え一つでマインドセットは変えれます。しかし、今までのマインドセットから抜け出せないということは、そこが自分にとってのコンフォートゾーン(快適な空間)ということです。
マインドセットは、コンフォートゾーンから抜け出す「成長」が試されています。
その「成長」をしようと心を動かすのがモチベーションです。
自分の「エゴ(自尊)」か「タスク(課題)」か。
目標を達成しようとするモチベーションが動き出します。やる気とか意欲がわく、といったことですね。
失敗が怖い、、、自分の信念や心構えと違う思考や行動を取りいれることがバイアスになっている可能性があります。
認知的不協和
マインドセットの阻害になる可能性の高い「認知的不協和」が心のコンフォートゾーンから抜け出さないようにしているかもしれません。
「2016/12/23 失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 (著)マシュー・サイド (翻訳)有枝 春 」で書かれている認知的不協和を見てみましょう。
失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 | マシュー・サイド, 有枝 春 |本 | 通販 | Amazon
なぜ、こんなことが起こるのか?カギとなるのは「認知的不協和」だ。これはフェスティンガーが提唱した概念で、自分の信念と事実とが矛盾している状態、あるいはその矛盾によって不快感やストレス状態を指す。人はたいてい、自分は頭が良くて筋の通った人間だと思っている。自分の判断は正しくて、簡単にだまされたりしないと信じている。だからこそ、その信念に反する事実が出てきたときに、自尊心が脅され、おかしなことになってしまう。問題が深刻な場合はとくにそうだ。矛盾が大きすぎて心の中で収拾がつかず、苦痛を感じる。
本書よりP103
失敗を認める(;゚Д゚)
1つ目は自分の信念が間違っていたと認める方法。しかしこれが難しい。理由は簡単、怖いのだ。自分は思っていたほど有能ではなかったと認めることが。そこで出てくるのが2つ目の解決策、否定だ。事実をあるがままに受け入れず、自分に都合のいい解釈を付ける。あるいは完全に無視したり、忘れたりしてしまう。そうすれば信念を貫き通せる。ほら私は正しかった!だまされてなんかいない!
本書よりP103
経営コンサルタントの石原先生がよく仰る「行動すれば次の現実」というように、行動することにより次の新しい現実が生まれます。
繰り返しのトライ&エラーこそマインドセットがしなやかになっていく、そして成長へとつながっていきますねΣ(・ω・ノ)ノ!
あとがき
人のマインドセットも大事ですが、企業のマインドセットも大事です。
いつまでたっても出来ない発想より、出来る方法を考えていきたいものですΣ(・ω・ノ)ノ!