おもてなしで感動を生むクリニックの競争戦略
経営戦略は企業間においてのみ必要とされるものではありません。
病院やクリニックといった公共的機関と位置づけされるところでも顧客(患者)がいなればなりたちません。
ポーター先生の競争戦略で言われる競争とは、同業他社と競争するのではなく、独自の取り組みより顧客に選ばれることが大前提です。病院やクリニックでも顧客優位で選ばれることが大切です。
「2023/2/16 経営破綻寸前の病院が大感動を売ってみたら大人気になった件について (著)大河内 昌弘 」から「おおこうち内科クリニック」の独自性を研究していきましょう!
経営破綻寸前の病院が大感動を売ってみたら大人気になった件について | 大河内 昌弘 |本 | 通販 | Amazon
医療に「おもてなし」をいれたらすごいことになっちゃった
病院が顧客から選ばれる理由はたくさんあります。
そして顧客から選ばれない病院は衰退します(´;ω;`)ウゥゥ
おおこうち内科クリニックのHP→愛知県稲沢市で糖尿病、甲状腺、消化器疾患ならおおこうち内科クリニック (okochi-cl.com)
医者に求められるもの、それは「技術」だけか?否!!!Σ(・ω・ノ)ノ!
「医療=技術+ホスピタリティ」
「医療業界の闇」と私が表現するのは、「長年の慣例によって常態化した、患者の不利益につながっている医療業界の極端な在り方」といった意味のものです。
本書よりP53
医療業界における問題がいかに顧客(患者)視点でないのか。そこに気付いた大河内先生。
「ホスピタリティ」と「おもてなし」を実践することがとても大事だという結論。
ここがおおこうち内科クリニックの独自性うむポイントなのです。
●ホスピタリティー・・・相手に心からの大感動を与えること(大感動を与え心動かすこと)
●おもてなし・・・ユーザー第一の視点でサービスを構築すること
本書よりP110
そもそも大河内先生がなぜ「おもてなし」に気付いたのか。開業した当初の病院の売上はガタガタ。
そこで影響を受けたのがレストラン「カシータ」の高橋代表でした。高橋代表の「おもてなし」に感動しクリニックにも「おもてなし」を導入しようと考えられたのでした。
いまやどの業界でも、ホスピタリティ(感動を与えること)を重視するのは当たらり前になっています。~略~なぜなら、時代はとっくの昔の「モノ消費」から「コト消費」に移っており、いまや「コト消費」すら古い。「コト消費」から「トキ消費」「イミ消費」などとして、より内面的な精神的な満足度を求めるように人は変化しているからです。
本書よりP128
医療でなぜ「おもてなし」を導入できたのか?
医療が「命」に関わるサービスだからです。
本書よりP130
患者さんを1人の人間として接する。
他愛のない会話だが、スタッフは患者に「家族のように」と心がけて話し掛けますと。
接し方のひとつで患者さんが元気になるということもあります。
経営者がどの視点を向いているのかで病院自体も大きく変化していきます。
業界の当たり前が意外と間違っているということに早く気付くと新たな「戦略」が生まれますΣ(・ω・ノ)ノ!
あとがき
病院に「おもてなし」を導入するとなると経営者をふくめマインドセットが必要です。
業界の常識は他の業界では非常識。
顧客優位に早めに気付く病院経営は楽しくなる\(゜ロ\)(/ロ゜)/