【給与もみんなで決める!?】アクロクエストに学ぶ“ハッピー査定360”とは?
会社によっては人事評価があり、半期ごとに評価会議や評価面談を行い、そこで振り返り、目標や行動について上司と話あう。
そこでは、給料や賞与が「査定」されることがあります。
ある人は人事評価の評価が必ずしも自分の思っていることと違う、なんとことありますよね。
自分の給与は賞与はみんなで決める、そんな会社があるんです!
2019/2/24 給与も賞与も、社員みんなで決めてます (著)新免 玲子

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働きがいのある会社
神奈川県にあるアクロクエストテクノロジー株式会社。
日本でいちばん大切にしたい会社大賞も受賞している企業です。
創業期から、給与は「みんなで話し合って」決めた、、、
えーーーー本書P27に書いてあります。驚き!!!( ゚Д゚)!!!
技術者同士で給与の査定をする。社員が増えると時間もかかりますね。
「全体査定」と「全体会議」の仕組みを整えて皆で行っている。
これが、社員全員が納得する「査定プロセス」です
①査定コミュニティの決定
②査定項目の検討・公開
③一次査定
これは、直属の上司とマネジャー(上級管理者)による査定です。④コメント発表会
⑤二次査定
二次査定で給与額が決定します。こうしたプロセスを経て、二次査定の点数が決まると、その点数は独自の計算式によって「金額」に変換されます。その金額も全社員に公開されます。
本書よりP63~67
なるほど、会社自体で給与を決める公平なプロセスがあるんですね・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
そこで2010年、全体査定を「ハッピー査定360」と名称変更しました。
本書よりP80
「査定は、皆の幸せのためにある」という思いを込めて、「ハッピー」を加えたなのです。
また、「360」は、文字どおり「360度評価」を意味します。
つまり、ハッピー査定360は、年に1度の「社員全員が本音で話し、幸せになれるイベント」なのです。
ネーミングセンスはともかとして、全員で評価する360度評価を導入されているんですね。
そのひとつが、査定項目に対する間違った解釈です。
本書よりP84
つまり、「点数」の上げ下げや、それに連動する「金額」の増減に終始して、正しい評価につながらないケースが出てきたのです。計算式ではじき出された金額をそのまま給与額に適用すると、バランスが崩れることがあります。この場合は、再度、点数から見直すことになりますが、それでも「すべてOK!」とはいかないんですね。
全員で評価しあっても、皆それぞれ自分が思う給与・賞与にならないことはありますね。
必ずしもすべての評価結果に査定が合致することはないと思います。やはり人事評価も査定も人が評価することになりますので少なからずのエラーはあります。このエラーを少しでもなくそうと皆が全力で会議をしたり能力をあげたりと環境を整える必要もありますねΣ(・ω・ノ)ノ!
もちろん課題もある。でも、向き合う姿勢が違う
とはいえ、どんなに仕組みを整えても、
「自分の評価はこうあるべき」と思っている人が、必ずしも納得するとは限りません。
点数や金額にばかり気を取られて、正しい評価がブレてしまうこともありますね。
でも、アクロクエストさんではそうした課題にも真正面から向き合います。
「バランスが崩れたら、また点数から見直す」
「全員が納得できるよう、とことん話し合う」
この姿勢こそが、社員全員で評価を“育てて”いく文化なのだと思います。
給与は、「お金」であると同時に、「信頼」や「評価」の象徴でもあります。
そのプロセスがブラックボックス化してしまうと、社員のモチベーションもどこかで失われてしまいますよね。
アクロクエストの「ハッピー査定360」は、社員全員が自分と向き合い、仲間と本音で話し合い、“みんなで成長する”文化を体現した仕組みだと感じました。
まとめ:評価の“見える化”が、未来のスタンダードになるかも
みんなで給与を決めるなんて、最初は驚きましたが、「納得感」や「信頼」を大切にする会社づくりの本質が、ここにはある気がします。
もちろん、全員が100%納得することは難しい。
でも、エラーがあるならそれを見つけて、減らしていこうと努力する。
そんなチームの姿勢が、アクロクエストの評価制度には詰まっているんですね。