独自性を発見しましょう!
企業経営において、強みとは何でしょうか。
顧客から選ばれる理由、顧客があなたから購入しないといけない理由。
顧客が絶え間なく続く状況、企業の存在価値が認められているときです。
自社の商品やサービスばかりに目がいくのではなく、顧客に必要とされている理由がわかれば企業経営のステージはまたあがる。
独自性の発見
顧客の頭の中には、既に他社の商品やサービスで詰まっている。顧客の頭には余白はない。
顧客の頭の中から他社の商品やサービスを追い出すにはどうしたらいいだろうか。
情報過多の時代に顧客の頭の中であなたの会社が注目・発見されるにはどうしたらいいだろうか。
自社の強みを探すこと、言語化することがとても大事です。
これを「独自性の発見」ということにしましょう。
企業経営において顧客に選ばれる理由は、企業の強みに直結します。
この強みを理解している企業と理解していない企業があります。
この強みこそが「独自性」であり、顧客の悩みを解決するものなのです。
スターバックスの「第三の場所」や、ドミノピザの30分で配達、フェデックスなら即日配達など・・・
顧客に自社の「強み」がきちんと届き理解されていること、これは重要です。
ジョブ理論ならば、顧客のジョブ(困りごと)に雇用されること。
下記の要件を満たした場合に独自性の発見として強固なものになります。
・機能的
・社会的
・感情的
機能的とは、自社の商品サービスが顧客にとって物理的に分かること。社会的・感情的とはジョブ理論から成り立つもので、顧客の中にある潜在的ニーズに近いかもしれません。言語化されてないインサイトでもあります。
USJの独自性
あのUSJを立て直した天才マーケッター森岡さんが12月USJのCMにとんでもないことをしたのです。今までのCMは単に12月のクリスマスイベントだけを流すことだけでした。顧客がUSJに来る本当のジョブは何でUSJが雇われる理由は何なのか?森岡さんはCMで父と娘の関係性に
「いつか君が大人になってクリスマスの魔法がとけてしまうまえに、あと何回こんなクリスマスがすごせるのかな・・・」
このCMを見たお父さんたちの感情は動きまくりでしょうΣ(・ω・ノ)ノ!
顧客はめっちゃ増加したという・・・その後のUSJの復活はご存じのとおりです。
顧客の社会的・感情的なインサイトに触れると、顧客に雇用されることが起こるのです。
自社の商品・サービスを「独自の売りの提案」と訳されるユニークセリングプロポジション(USP)を言語化しましょう。
USPを唱え続けると顧客の顧客の頭の中にはすっかり自社の商品やサービスが入り込みます。
自社の独自性の発見が出来れば、本質としてのビジネスの意味がつかめます。
顧客とは何か、自社の存在とは何か。
ドラッカー先生が曰くの企業の目的は「顧客の創造」
企業に残るものそれは、マーケティングとイノベーションだけだ、ということ。
自社の独自性の発見、それは自社の棚卸でもあり、顧客からの話を聞くことでもあり、見つめなおこすことでもあります。
そして独自性の発見は、なぜ企業を経営するのか、「ストーリー」へと発展します。
選ばれる理由は、ストーリーとして語り継がれていく。
あとがき
独自性の発見は言語化されていないことが多い。
言語化されるとマーケティングにのっけやすい。
ブレることのない独自性は、本当に必要な顧客へ届くのである\(゜ロ\)(/ロ゜)/